実践
今日からできる!客単価を上げるレコメンド配置チェックリスト(PDP / カート / サンキュー)
客単価(AOV)を上げるには、PDP・カート・サンキューの3画面で「どのロジックをどこに置くか」を整えるのが近道です。今日すぐ見直せるチェックリスト形式で、配置と役割を整理します。

結論:客単価は「3画面 × 役割分担」で底上げする
客単価(AOV)は「どこか1画面を頑張る」よりも、PDP / カート / サンキュー の3箇所で役割を分けてレコメンドを置くほうが上がりやすいです。
- PDP:迷っているお客さまの「単価アップ or 点数アップ」を後押し
- カート:離脱させずに「買い足し」を提案
- サンキュー:注文確定後に「次回の伏線」を張る
この3箇所が埋まっているか、そしてロジックが役割に合っているかを、チェックリストで確認していきます。
前提整理:各画面で使うべきレコメンドロジックの役割
- PDP向け:AI類似商品 / 関連商品
・目的:今見ている商品と似た、少し高単価 or 代替候補を見せて単価アップ
・ポイント:同カテゴリ・同テイストを優先しつつ、極端に安い商品ばかりに寄せない - PDP・カート向け:一緒によく買われる商品(バンドル系)
・目的:メイン商品+付属品・セット買いで点数アップ
・ポイント:在庫切れ商品を出さない、相性が悪い組み合わせ(重複機能など)を除外 - カート向け:最近閲覧した商品
・目的:最後まで悩んでいた候補をもう一度思い出させる
・ポイント:カート内容とあまりに離れた価格帯・カテゴリは控えめに - サンキュー向け:おすすめランキング / 新着商品
・目的:すぐの追加購入より、「次回の購入アイデア」を渡す
・ポイント:買った商品と完全に無関係なものだけにならないようカテゴリを調整
この後の手順では、PDP / カート / サンキューごとに「配置チェック → ロジックチェック → 文言チェック」を一気に見直します。
手順1:PDP(商品ページ)で単価アップできる配置かチェック

- PDPの商品情報直下にレコメンド枠があるか確認する
・Shopify管理画面の オンラインストア → テーマ → カスタマイズ を開き、商品ページテンプレートを表示
・レコメンドが「レビューより上」「商品説明より上」など、見られやすい位置にあるか確認 - レコメンドの見出し文言を「選びやすさ」重視にする
・例:「こちらもよく一緒に購入されています」、「似ているアイテムから選ぶ」
・「おすすめ」「人気」だけだと、なぜ表示されているかが伝わりにくいので避ける - 単価アップ用と点数アップ用のロジックを分ける
・単価アップ:AI類似商品(価格帯が少し高めの類似商品を優先)
・点数アップ:一緒によく買われる商品(アクセサリ・セット、色違いなど)
・テーマやアプリの設定で、それぞれ別ブロックとして配置できるか確認 - 1ブロックあたりの表示点数を4点以内に抑える
・候補が多すぎると迷いが増え、むしろ離脱要因になることがあります
・アプリ設定の 表示件数 や 商品数 を確認し、3〜4件に調整 - カート追加前でもタップしやすいカード設計か確認する
・PCでは横並び、スマホではスワイプ or 2列など、見切れすぎていないかチェック
・画像・商品名・価格がワンタップで分かるか、価格非表示になっていないかを見る
手順2:カートで「ついで買い」を邪魔しないチェック
- カート画面の「注文ボタン直下」にレコメンドがあるか確認する
・オンラインストア → テーマ → カスタマイズ でカートページ or ドロワーカートを表示
・レコメンドが「合計金額」「チェックアウトボタン」の近くにあるかを確認 - ドロワーカート(サイドカート)がある場合はそちらを優先して配置する
・ユーザーの多くはドロワー上で中身調整を完結させるため、ここにレコメンドがないと見られません
・テーマの ドロワーカート(または スライドアウトカート) セクションにレコメンドブロックを追加できるか確認 - カートのロジックは「一緒によく買われる」+「最近閲覧した」の2段構えにする
・第1枠:一緒によく買われる商品…メイン商品の周辺アイテム・セット提案
・第2枠:最近閲覧した商品…最後まで迷っていた候補の掘り起こし
・2枠置けない場合は、まずは「一緒によく買われる」を優先 - 送料無料ラインがある場合は、到達までの金額を明示する
・カート上部やレコメンド枠付近に、「あと◯◯円で送料無料」 を表示
・レコメンド枠の見出しも、「送料無料まであと少しの方におすすめ」 のように連動させる - カート内商品と相性の悪いレコメンドを除外する
・同じ商品を重複表示していないか
・明らかに用途が競合する商品(例:同じカテゴリの別ブランドをセット提案しないなど)を、アプリ側の 除外設定 で外す
手順3:サンキューページで「次回の客単価」を仕込むチェック
- Shopifyのサンキューページにアプリが対応しているか確認する
・Shopify管理画面の 設定 → チェックアウト から、拡張アプリブロックや注文ステータスページのカスタマイズ可否を確認
・レコメンドアプリ側に サンキューページ / 注文完了ページ 用のブロックがあるかを見る - ロジックは「今すぐ追加購入」ではなく「次回の種まき」に振る
・例:おすすめランキング、新着商品、カテゴリ別の人気商品
・買った商品と同カテゴリ・隣接カテゴリから出すことで、「次はこれかな」と想像しやすくする - 見出し文言を「購入へのお礼+次の提案」にする
・例:「ご購入ありがとうございます。次回はこちらもおすすめです」
・値引き感だけを強調するより、「あなたに合いそう」に寄せた表現を使う - クーポンやメルマガ登録導線と一緒に配置する
・次回使えるクーポンコードの近くや、メルマガ・LINE登録フォームの近くにレコメンドを置く
・「フォローしてくれた方へのおすすめ」など、行動と繋がるラベルにすると記憶に残りやすい - スマホでの縦スクロール終盤でも埋もれない位置を確認する
・サンキューページをスマホ表示でテストし、レコメンドが下のほうに沈みすぎていないか
・必要に応じて、アプリやテーマの セクション順序 を入れ替える
よくある失敗パターンと簡単な修正方法
- どの画面も「人気商品」ロジック1本で回している
・失敗:在庫処分や偏ったカテゴリだけが出続け、客単価も上がりにくい
・修正:PDP=AI類似商品、カート=一緒によく買われる、サンキュー=ランキング or 新着 と役割を固定する - PDPの一番下にしかレコメンドがない
・失敗:スクロールされずに見られないため、ほぼ機能していない
・修正:商品画像・価格・CTA(カートボタン)の近くにブロックを移動。テーマの セクション順序 を見直す - カートのレコメンドがフル在庫チェックされていない
・失敗:在庫切れ商品や、販売停止中の商品が混ざって信頼感を損なう
・修正:アプリ側で 在庫が◯以上の商品のみ表示 をONにする。非公開商品は出さない設定にする - サンキューページのレコメンドが「買った商品とまったく別世界」
・失敗:ギャップが大きくてスルーされ、「なんとなく広告っぽい」印象になる
・修正:購入カテゴリと同じ、または隣接カテゴリだけを対象にした 絞り込み条件 を設定 - PCだけを見てスマホ配置を放置している
・失敗:スマホではスワイプしないと見えず、実質クリックされない
・修正:スマホ表示で 1行目に最低2商品が見えるか を基準に、カード幅や件数を調整する
RecoBoostでこのチェックリストを一気に反映するには
RecoBoost をお使いの場合、上記チェックリストは次の流れでまとめて反映できます。
- アプリ → RecoBoost → プレースメント で「PDP / カート / サンキュー」の3箇所を有効化する
・それぞれのページタイプにレコメンド枠が紐づいているか確認 - RecoBoost → レコメンド設定 で画面ごとのロジックを切り替える
・PDP:AI類似商品+一緒によく買われる商品
・カート:一緒によく買われる商品+最近閲覧した商品
・サンキュー:おすすめランキング または 新着商品 - 各プレースメントの「表示件数」「在庫条件」「価格帯フィルタ」を調整する
・表示件数:3〜4件
・在庫条件:在庫◯以上のみ表示
・価格帯:極端に安すぎる・高すぎる商品を除外してAOVを狙いやすくする - テーマのカスタマイズ画面で、RecoBoostブロックの位置をドラッグして最適化する
・オンラインストア → テーマ → カスタマイズ で、PDP・カート・サンキューごとにブロック順を調整
・スマホプレビューで、1画面目にレコメンドがかかるか必ず確認 - 1〜2週間分の注文データを見て、AOVの推移とクリック率を確認する
・RecoBoost のレポートで、各プレースメントのクリック率・追加売上をチェック
・数値が弱い画面だけロジックを入れ替えるか、表示位置を再調整する
