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Shopify標準「関連商品」とアプリ型レコメンドの使い分けガイド
Shopify標準の「関連商品」とアプリ型レコメンドは、規模と目的で使い分けるのがポイントです。小〜中規模でまずは手軽に試すなら標準機能、本格的にCVRや客単価を伸ばしたいならアプリ型が有効です。それぞれの特徴と向き不向きを比較しながら、いまの自分のストアに合う選択肢を整理します。

結論:まずは標準、育ってきたらアプリを検討するのが基本線
Shopifyの「関連商品」は、テーマに組み込まれた標準機能としては十分よくできています。一方で、A/Bテストや細かなロジック制御、詳細な計測まで行いたい場合は、アプリ型レコメンドが必要になります。
ざっくりとした使い分けは次の通りです。
- 月商がまだ大きくなく、まずはシンプルに Shopify 関連商品 を出したい → Shopify標準で十分なケースが多い
- PV・商品数・施策数が増え、CVRや客単価アップを狙って細かく レコメンド アプリ をチューニングしたい → アプリ型レコメンドを検討
- 開発リソースがなく、表示崩れのリスクを極力減らしたい → まずはテーマ標準(Shopify関連商品)を優先
- 「どのレコメンド枠がいくら売上を作っているか」まで見たい → 計測機能が充実したアプリを検討
比較① 機能面:シンプルな標準 vs 拡張性の高いアプリ

ここでは、代表的な観点で Shopify標準関連商品 と アプリ型レコメンド を比較します。
- 表示位置と種類
- Shopify標準関連商品:多くは商品ページのセクションとして、テーマエディタからオン/オフやタイトル変更が可能。表示ロジックはテーマ側やShopifyの自動提案に依存し、パターンは比較的シンプル
- アプリ型レコメンド:商品ページ、カート、ホーム、コレクション、アカウントページなど複数箇所に設置できるものが多い。「一緒に購入される商品」「最近見た商品」「ランキング」などウィジェットの種類を選べるケースも多い - レコメンドロジック
- Shopify標準関連商品:テーマにより差はありますが、「同じコレクションの商品」「タグやタイプが近い商品」「Shopify側の自動提案」など、あらかじめ決められたシンプルなロジックが中心
- アプリ型レコメンド:AIレコメンド、閲覧履歴ベース、カート中身ベース、手動ピックアップなど、複数ロジックを組み合わせ可能なものが多い。季節やキャンペーンに合わせてロジックを切り替える運用もしやすい - デザイン・レイアウト
- Shopify標準関連商品:テーマに沿ったデザインで、そのままでも違和感が出にくい。一方で、レイアウトの自由度はテーマ依存で、細かな調整にはコード編集が必要なこともある
- アプリ型レコメンド:アプリ管理画面でカード数・画像比率・ラベル表示などを調整できるケースが多い。テーマとの相性や読み込み速度とのバランス確認は必須 - キャンペーンとの連動
- Shopify標準関連商品:セールやキャンペーンに合わせた動的な出し分けは基本的に苦手。コレクションやタグ設計である程度コントロールする形になる
- アプリ型レコメンド:セール対象商品のみを優先表示したり、新商品を強調したりと、条件を細かく設定できるものが多い
比較② 導入コスト:無料で始める標準 vs 月額とチューニングの手間があるアプリ
導入コストは「お金」と「時間(運用負荷)」の両方で考えると整理しやすくなります。
- 金銭コスト
- Shopify標準関連商品:基本的にテーマ料金に含まれており、追加月額はかかりません
- アプリ型レコメンド:無料プランのものもありますが、多くは月額課金。PV数や表示回数、利用機能に応じたプランが一般的 - セットアップ時間
- Shopify標準関連商品:オンラインストア → テーマ → カスタマイズ から、商品ページのセクションで「関連商品」を有効化するだけで表示できるケースが多い
- アプリ型レコメンド:アプリのインストール後、ウィジェットの設置位置、ロジック選択、デザイン調整など、初期設定のステップが増える。テーマとの表示確認も必要 - 運用負荷
- Shopify標準関連商品:基本は設定したら放置で運用可能。ただし、商品数やコレクション構成が変わると、意図しない商品が出ることもあるため、ときどき確認が必要
- アプリ型レコメンド:キャンペーンごとにロジックを変えたり、A/Bテストの結果を見ながら改善すると、どうしても運用の手間は増えるが、その分チューニング余地も大きい
比較③ 計測と改善:ざっくりで良いなら標準、数字で追うならアプリ
「どの関連商品がどれだけ売上に貢献しているか」をどこまで追うかで、選び方が変わります。
- 計測の粒度
- Shopify標準関連商品:Shopify管理画面の アナリティクス で、商品ページ全体のコンバージョンや売上は追えますが、「この関連商品ブロックからの売上」をピンポイントで見るのは難しい
- アプリ型レコメンド:多くのアプリは「レコメンド経由売上」「クリック率」「表示回数」までトラッキング可能。枠ごと・ロジックごとに成果を比較できるものも多い - A/Bテスト・検証
- Shopify標準関連商品:原則としてA/Bテスト機能はありません。テーマを複製し、片方にだけ関連セクションを置いてテストする、といった工夫が必要になります
- アプリ型レコメンド:ウィジェットON/OFFやロジックの出し分けを簡単に切り替えできるため、手動でも比較検証しやすい。A/Bテスト機能を持つアプリもあります - 改善サイクル
- Shopify標準関連商品:改善は、主に「コレクションやタグ設計の見直し」「商品ページ自体の改善」で行う形になり、関連商品そのものを数字で微調整するのは難しい
- アプリ型レコメンド:成果の悪いロジックを止める、表示位置を変える、別ロジックに切り替えるなど、関連枠そのものを改善の単位として扱えるため、PDCAを回しやすい
比較④ 向き不向き:ストア規模・商品構成で選ぶ
最後に、どんなストアにどちらが向いているかを整理します。
- Shopify標準関連商品が向いているストア
- 商品数がまだ多くなく、コレクション構成もシンプル
- 月商規模が小〜中で、まずはコストをかけずに関連商品を試したい
- テーマの世界観を崩さず、最低限のレコメンドを素早く導入したい
- スタッフ数が少なく、日々の運用に多くの時間を割けない - アプリ型レコメンドが向いているストア
- 商品数・バリエーションが多く、手動運用では出し切れない提案をしたい
- カート追加率・客単価などをレコメンドでしっかり伸ばしたい
- キャンペーンやセールが多く、そのたびに推したい商品が変わる
- どのレコメンド枠がいくら売上を作っているか、数字で管理したい - 両方を組み合わせるケース
- 基本は Shopify標準関連商品 を使いつつ、カートやトップページなど、売上インパクトが大きい場所だけ アプリ型レコメンド を設置する
- テーマアップデート時の保険として標準を残しながら、アプリ側をメイン運用にする
RecoBoost の位置づけ:標準から一歩進めたいときの選択肢
RecoBoost は、Shopify標準の関連商品だけではカバーしきれない「どの枠が、どれだけ売上に貢献しているか」を把握しながら、AIレコメンドを活用できるアプリです。
- Shopifyテーマに合わせてウィジェットを設置し、商品ページ・カートなど複数箇所でAIレコメンドを出し分け可能
- 各ウィジェットごとに表示回数・クリック率・売上をレポートし、「どのレコメンドが効いているか」を可視化
- 標準の関連商品で基本の導線を作りつつ、売上インパクトが大きい箇所だけRecoBoostで強化するといった併用も可能
すでに Shopify 関連商品 を使っていて、「レコメンド アプリで数字をきちんと見ながら改善したい」と感じてきたタイミングが、RecoBoost を検討するひとつの目安になります。
